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蓮華院金剛寺
座主 木原秀成
 
 
一喝説法
 
今すぐ始めなさい
2013.07
 
キリスト(救い主)と呼ばれ十字架に処せられたイエスの生涯は、波乱万丈であったようです。聖書によれば彼の最初の活動の一つに弟子集めがありました。非常に短い文章ですが、興味深い内容が含まれています。

イエスがガリラヤ湖畔を歩いていて、シモン(のちのペテロと呼ばれた)とその兄弟アンデレとが、湖で網を打っているのを見ました。そして彼らに、「わたしについてきなさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう」と言うと、彼らは漁師であったのに、すぐに網を捨ててイエスに従って行きました。

また少しして、ゼベタイの子ヤコブとその兄弟ヨハネとが舟の中で網を繕っているのを見て、彼らを招くと彼らは父ゼベタイを雇人たちと一緒に舟をおいて、イエスについて行ったということです。(マルコ福音書一―十六〜二〇)

当時その地方の漁師とはいえ、貧しかったわけではありません。雇人がいるほどだから、社会階級も決して悪くなかったでしょうし、多少知識階級の人だったろうとさえ言われています。

そのような人間たちが自分の職業や商売道具や親や雇人まで捨てて、イエスの弟子になったというのです。イエスの話によほど魅力を感じたのでしょう。それにしても、「二、三日考えてから」と言うのでなく、「すぐに」です。

私たちは子供の頃から、常に最も抵抗の少ない自分にとって傷付くことの少ない道を歩むことになじんでいます。

そのような習慣がいつのまにか自分の考え方に大きな影響を与えていて、自分にとって素晴らしいと思うような助言をいただいて、実行しようと思ってもなかなかすぐに始められません。

なぜ多くの人は今すぐ始められないのでしょうか。
 
 自尊心と信念
 
私たちは、あまり大した抵抗を感じないで自分の考え方を変える場合がよくあります。

ところが人から誤りを指摘されると、腹を立てて意地をはってしまう。何かのことで失敗した場合でも、自分でそれを認めることができる時は自然にあやまれるが、その失敗を他人から指摘されると素直になれない。

又、それが自分にとって為になる良い話でも、人からそれを言われると、「ハイ、そうですね」と素直になれない。

なぜなのでしょうか。多くの人たちは信念と自尊心をはき違えている場合が多いのです。

私たちは生きていく上で、いろいろな経験を通じて信念というものを作り上げていきます。そして、なにか事が起こると自分の信念にもとづいて行動をする。それはそれで決して悪いことではないのですが、誰かがそれを変えさせようとすると、がむしゃらに反対をする。たとえ今まで作り上げた信念よりも、もっと素晴らしいアイデアであってもなかなか受け入れようとしない。

それはなぜなのか? この場合その人が重視しているのは、信念そのものではなく危機に瀕した自尊心なのです。

特に目下の人や自分より地位の低い人から良いアイデアを聞かされた場合などは、衝動的にそれを拒否する場合が少なくありません。

「私の」というなんでもない言葉が、実は人の世の中においては非常に重要な意味を持ち、自分を生かしも殺しもするのであります。

私の車・私の服・私の生き方…下に何がつこうとも、これら「私の」という言葉には同じ強さの意味がこもっている。

わたしたちは自分のものあれば、車であろうと、時計であろうと、又いろいろな自分が修得した知識であろうと、とにかくそれがけなされれば、ひどく腹を立てる。

なぜそのようになるのでしょうか。それは、わたしたちは自分にとってそれが真実と思い馴れてきたもの、あるいは正しいと思い込んできたものを、たとえそれが間違っていようと、未熟なものであろうと、いつまでも信じたいのです。

だから、その信念をゆるがすものが現れれば、憤慨するのです。そして何とか口実を見つけ出して元の信念にしがみつこうとするのです。

多くの人々は結局、常に自分を正当化するための信念を作り上げている場合が多いのです。むしろ、一生をそのようにして生きている人さえ少なくないのです。そして、人生の終末を迎える時に気がつくのです。

 「自分の生き方は間違っていた」と。でも既に、「後の祭り」です。
 
 もっと素直になろう
 
私たちは、私たち自身が経験の中から、あるいは書物を通じて学んだ中から、いつしか自分にとって一番都合の良い、「信念」を作り上げてしまい、自分の生活や行動のすべてをその信念の基準にもとづいて決めてしまいがちです。

なぜなら、それが自分にとって一番抵抗のない生き方になるからです。そして、それがいつしか自分の自尊心になってしまうのです。

人は、他人に洗脳されることは嫌うけど、自分が自分に自分でも気がつかずに洗脳されていることには気付いていないのです。

しかし、もっと自分を大切にしようと思うなら、たった一度しかない人生を価値あるものとしたいのなら、心の胸を大きく開いてみることです。自分の小さな自尊心にこだわらず、受け入れる受け入れないは別として、素直に人の意見に耳を傾けることです。

そうしてみるならば、自分をもっと成長させてくれる材料は、無限に自分のまわりにあることに気が付くはずです。
 
 今すぐ始めなさい
 
イエスキリストが「すぐ始めなさい」と言うことを信じきれたペテロやヨハネは、歴史に名を残しています。

それは、自分のこだわっている信念や自尊心を決して捨てたのではなく、素直になって聞いたからなのです。だから、イエスキリストという人物の素晴らしさに気付いたのです。

私たちは、他の誰よりも尊い存在であり、だからこそ、自分の信念や自尊心にこだわらず、教えを信じて今すぐ実践してみることです。

そうすれば、法の素晴らしさに気付き、ペテロやヨハネのように必ずなれるのです。

合掌


 
   
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